09/05/26 「6者」再開、一層遠のく

北朝鮮、再び核実験を強行

   →核問題をめぐる6者協議を再開させるの困難に

     

◇6者協議と各国:


 北朝鮮
   ・4月:国連安保理会、北朝鮮のミサイル発射を非難する議長声明を全会一致で採択
          北朝鮮、6者協議に絶対でないと断言
            ・「協議のいかなる合意にも拘束されない」
            ・「自衛的核抑止力を強化」

     ⇒5月:核実験に踏み切る


 ▼韓国:
   ・4月:開城をめぐる初の南北当局間交渉
        →北朝鮮開城工業団地の扱いをめぐる対話
          ⇒が、話し合いは平行線に終わる
        ※5月25日現在:開城工業団地に滞在する韓国人…約920人
   ・5月25日:北朝鮮金正日総書記から盧前大統領遺族あてに弔電
          ※5月23日:盧武鉉前大統領、自殺
    ⇒同日:北朝鮮核実験
      ▽韓国、批判:
       ・開城工業団地以外に韓国人の北訪を当面認めない方針示す
       ・北朝鮮に対する措置を誤れば追悼ムードが
         政権批判に転じてしまう恐れ


 ▼ロシア:
   ・4月:北朝鮮弾道ミサイル発射
      →ロシア、国連安保理決議をめぐり日米の求めた制裁決議に反対
        ⇒議長声明に押しとどめる
          ※北朝鮮の6者協議離脱を警戒し国際社会に自制求める立場
          ※結局、北朝鮮反発し6者協議離脱表明
             →ロシアの調整役としての役割の限界露呈
   ・5月25日:北朝鮮、核実験
         ・中国には事前通知したがロシアにはせず
            →北朝鮮へのロシアの影響力が損なわれている


 ▼インド:
   ・98年:インド、核実験実施
        →国際社会から激しい批判浴びる
          ⇒インド、自発的に核実験停止宣言
            ※が、NPT未加盟・CTBT未署名
            ※一方で米印原子力協定結ぶなどNPT枠外での「特別扱い」
   ・09年4月:北朝鮮ミサイル実験
          →インド外務省報道官「関係国の反応抑制的であること願う」
            ⇒北朝鮮批判とは一線画す
   ・5月25日:北朝鮮、地下核実験
          →インド・クリシュナ外相、北朝鮮を批判


 ▼EU:
   ・ソラナ共通外交・安全保障上級代表:
     →「EU、他のパートナーとともに適切な対応を協議」と非難声明を発表



北朝鮮の核・ミサイルをめぐる主な動き:

事項
93 北朝鮮、「ノドン」を日本海に向け発射
98 北朝鮮、「テポドン1」を発射
99 北朝鮮のミサイル問題めぐり米朝合意
03 北朝鮮、核不拡散条約(NPT)脱退宣言
  北京で第1回6者協議
05 6者協議、北朝鮮の核放棄を盛り込んだ共同声明採択
06 北朝鮮、「テポドン2」など計7発のミサイル発射
  10 北朝鮮が初の核実験
08 10 米国、北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除
    北朝鮮、「寧辺の核施設無能力化を再開」と国際原子力機関(IAEA)に通告
09 4/5 北朝鮮、「テポドン2」改良型の長距離ミサイル発射
  4/9 最高人民会議で、金正日総書記が再び国防委員長に
  4/13 国連安保理会、ミサイル発射を非難する議長声明を全会一致で採択
  4/29 北朝鮮外務省、安保理に即時謝罪を求める声明
  5/25 北朝鮮が2回目の核実験を実施


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