2005-01-01から1年間の記事一覧

現象学4:現象学の展開

現象学入門 (NHKブックス) □現象学の展開 →フッサール:なぜ近代以降、主客図式が誰でも抱く自明な世界像になったのか →近代合理主義の世界観の特質 1.時間・空間の均質化 2.世界の総体を客観的な因果連関の系列として把握しうるという理念 3.心身二元…

現象学3:現象学とポストモダニズム

現象学入門 (NHKブックス) □現象学とポストモダニズム ◆現象学の核心…世界像を「信憑構造」として捉える ・信念対立を克服するための原理論 ・実存思想の原理論(内省の方法・自己了解ということの根本的な原理論) →「形而上学」的思考の持つ閉域性を克服するため…

現象学2:現象学の考え方

現象学入門 (NHKブックス) □現象学的「還元」とは何か ・フッサール現象学…近代哲学の中心問題「認識問題」について本質的な原理示す ⇒「思考の原理論」 ・現象学的還元の方法…近代哲学の流れではカント、へーゲル、ニーチェに続く次の原理的展開 ・現象学的還元……

現象学1:近代哲学と「現象学」

□現象学: ・ 実証心理学 …仮説と実験を重ねて、経験則から一定のモデルを引き出す ・ 記述心理学 …意識の内部知覚をよく反省・観察し、これをそのまま記述していく ⇒フッサールに影響…志向性「意識は必ず何ものかについての意識」 ×意識/意識内容 ○意識=…

日本:江戸時代末期

□ 江戸時代末期 ●1841:天保の改革…水野忠邦、幕府の財政・治安を立て直そうとするが失敗 ・1840:アヘン戦争…清国、イギリスに屈服 →南京条約…清国、開国&香港取られる ⇒1842:天保の薪水給与令…外国船に薪・水を与えて穏やかに帰すよう指示 ・1844:オラ…

国際関係史3:パレスチナ紛争

○ 国際関係史3:パレスチナ紛争 □パレスチナの歴史的背景: ・BC10C頃:古代ユダヤ国家が存在 →2C:ローマ帝国との戦いに破れ、ユダヤ人離散 ⇒その後、アラブ人・トルコ帝国の勢力など流入 ◇第一次大戦中…英の二枚舌外交 ◆1915:フサイン・マクマホン協定 →英…

国際関係史3:EU

○ 国際関係史2:EU □EUへの構想: ◇仏ジャン=モネの思想: →独仏が百年間で3回も戦争した原因の一つ =石炭・鋼鉄の鉱脈が独仏の国境地域に偏在/重要な資源の奪い合いが原因 ◆1952:欧州石炭鋼鉄共同体(ECSC)発足 …西独・仏・伊・蘭・ベルギー・ルクセンブルグ…

国際関係史1:冷戦

○ 国際関係史1:冷戦 ●東西冷戦 □第一期(1945〜1956)…米ソ相互不信深化の時代 年 事項 1946 チャーチル英首相、「鉄のカーテン」演説 1947 米政府、トルーマン・ドクトリン&マーシャルプラン ソ連、ベルリン市封鎖(ベルリン危機) 1949 NATO結成、COMECON成立 …

世界貿易

○ 世界貿易 □WTO(世界貿易機関) ◇1948:GATT(貿易および関税に関する協定)成立 …世界貿易の拡大が目的 ◇1986:ウルグアイ・ラウンドのスタート (→1994:マラケシュ宣言を採択し終結) ・財の貿易以外にサービス・知的所有権が交渉の対象に ・農業分野…農産物…

国際通貨体制

○ 国際通貨体制 □ブレトン・ウッズ体制(IMF体制): ◇1944:ブレトン・ウッズ協定 →第二次大戦を招いた国際経済要因の反省/戦後の国際通貨の安定 自由貿易の振興/戦災国の復興と発展途上国の開発を目指した国際協力体制づくり ◇ブレトン・ウッズ体制を支える機…

国際連合

○ 国際連合 □国際連合の主要機関 ◇安全保障理事会 ◆常任理事国5カ国 ◆非常任理事国10カ国(任期2年) ※日本、05年当時9回目 ◆機能: 1)国際平和・安全の維持 2)国際紛争の調査 3)紛争の解決条件の勧告 4)軍事規則計画の立案 5)侵略などに対する勧告 6)経済制裁…