09/04/08 コメ作り 緩和か価格か

○見直す動き JA反発


◆09年1月:石破農水相主導で6閣僚による農政改革関係閣僚会議が発足

  ・最近の国会答弁での石破農水相の発言:「不公平な制度は長く続かない」



 ▽農業・コメ農家の現状
  [農業]
   ・1960年:農業就業人口…1454万人
   ・2005年:農業就業人口…335万人 ※1965年の1/4
                →うち6割近くが65歳以上
                →06年:農業産出額…84年比で約3割減
  [コメ]
   ・1993年:米価60キロあたり2万3千円超
   ・ 最近 :米価60キロあたり1万5千円前後 ※10数年前から3割減
         →減反に基本予算年2千億円投入
     ※コメの関税…778%



 ▽「減反選択制」
   減反を緩める一方で、参加する農家には税金で所得の一部を補償
     →「減反選択」と「所得保障」がセット


    減反
      ・目的:米価の値崩れを防ぐため
        →政府・自治体・農家が連携してコメの生産を調整する仕組み
      ・70年代初頭から本格実施
      ・現在:農水省がコメの作付面積を各都道府県別に毎年割り振る
        →作りすぎると翌年の作付面積が減らされる
      ・コメ農家は全員参加が前提
        ※実際には3割が不参加とされる
          →まじめに生産を抑えた農家が損
      ・コメどころ4県での農家を対象にした調査:
        →「減反、大幅見直すべし」…49%/「減反、廃止すべし」…16%

  
  減反選択制に対する反発:
    自民党・農水系議員:
      →総選挙を控え、自民党の有力支持組織・JAに対する配慮
      ※07年夏:参院選
        →元JA全中専務理事・山田俊男氏、比例区で約45万票集める
          ※自民党では2番目の個人得票
            →1番は舛添要一・現厚労相(約47万票)
    ・JA:
      ・全国のコメの約4割はJA全農が販売
        ⇒60キロ当たり120〜370円の委託販売手数料
      ・07年度コメ事業の粗利益…95億円(事業全体の粗利益の11%)
      ・JAの組合員…500万人(06年度末)
        →が、9割程度が兼業農家orほとんど農業収入がない
          ⇒米価が大幅に下がればコメ作りをやめる農家出現か