09/05/11 「政治が制御」へ改革を
○経済危機インタビュー
□ジル・ドスタレール・ケベック大教授(経済思想研究):
▼ケインズ研究者としての今回の経済危機分析:
・投機的バブル・壊れやすい金融システム
→規制緩和・自由放任主義がもたらした
・借金の上に築かれた消費拡大が問題
・第2次大戦後の経済成長…生産性の上昇・労働者賃金の伸び
→消費拡大
・近年の経済成長…賃金伸びず
→安易な借金をもとにした消費増
⇒蓄えない人にも家を買わせるやり方
▼ケインズが尽力したブレトン・ウッズ体制の再構築
・ケインズ、国際通貨基金(IMF)より強力な世界の中央銀行のような機関や
新しい共通通貨の導入を提唱
→今こそ制御不能の世界経済を放置せず、
IMFより強力な国際機関をつくり世界の金融などを
コントロールする方向に向かうべきと主張するはず
▼ケインズの思想を活かすべき:
・財政による景気刺激策も重要だが、強力な規制・調整の力を持つ国際機関も必要
→資本主義の枠内で経済効率・政治的自由・社会的正義の3つを調和させるべき
⇒民主主義に基づく政治が世界経済をコントロール