09/03/11 プロさえ迷う死刑の境

○死刑の基準…83年の「永山基準

         ※ただ中身は「考慮する要素」を並べているにすぎず
           誰でも判断できるような明確な基準とはいい難い



  ◆「永山基準
    ・83年:連続ピストル射殺事件で4人を殺害した
         永山則夫元死刑囚への判決で最高裁が示す


    1)犯行の罪質
    2)動機
    3)態様(特に殺害の方法の執拗さ・残虐さ)
    4)結果の重大性(特に殺害された被害者の数)
    5)遺族の被害者感情
    6)社会的影響
    7)犯人の年齢
    8)前科
    9)犯行後の情状
     ※被害者数が特に重視される傾向
       が、被害者が1人でも犯行が仮釈放中だったり
       極めて残虐だったりした場合は死刑が宣告されるケースも



  ◆最近1年間に出された死刑と無期懲役の判決
    [死刑]
     ・08年3月・最高裁
       →静岡県三島市で02年に乗し短大生を
               監禁・強姦したうえ殺害
     ・08年4月・最高裁から差し戻し後の広島高裁:
       →山口県光市で99年に母子2人を殺害
     ・08年5月・長崎地裁
       →長崎市で07年に市長選の候補者だった市長を銃撃し殺害
     ・08年7月・最高裁
       →山口県のJR下関駅で99年に5人を殺害、10人に重軽傷
     ・08年7月・最高裁
       →埼玉県本庄市で95〜99年に保険金目的で2人を殺害、1人を殺害しようとする


    [無期懲役]
     ・08年3月・秋田地裁:
       →秋田県藤里町で06年に自分の長女と近くに住む男児を殺害
     ・08年12月・名古屋地裁
       →愛知県長久手町で07年に警察官1人を射殺、3人に重傷
     ・09年1月・岐阜地裁
       →岐阜県中津川市で05年に乳幼児を含む家族5人を殺害
     ・09年2月・東京地裁
       →東京都江東区で08年に同じマンションの女性を殺害、遺体を切断し捨てる
     ・09年2月・大阪高裁:
       →滋賀県長浜市で06年に幼稚園児2人を殺害


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