08/07/26 景気瀬戸際 6月消費者物価1.9%上昇


◆値上げ収束見えず:
 ・6月の消費者物価…前年同月より1.9%上昇(生鮮食品を除く総合指数)
               前年同月比でのプラスは9ヶ月間連続
  →食料品の値上げ(原材料高)、旅行者数減(航空運賃の「燃油サーチャージ」高騰)


◆消費横ばい判断限界論:
 ・6月の消費者態度指数(家計の購買意欲)…19ヶ月連続で前年同月を下回る
  →しかし内閣府算出の消費者総合指数では「個人消費は概ね横ばい」
    ⇒消費者心理と消費実績に差がある理由:
      ・貯蓄に回る所得が買いだめにあてられ、消費を底上げ  →今後は反動で消費が経る可能性
      ・ラチェット効果(物価が上がり購買力が落ちてもしばらくは消費水準を維持しようとする)


◆世界減速 新興国カギ:
 ・今回の物価上昇の特徴:
  →使用期間が長い高額商品(パソコン/液晶テレビ)の値下がりと
     同時に、こまめに購入するガソリン/食料品の値上がり
       ⇒物価指数以上に「インフレ」を実感


 ・世界経済、90年代後半以降、低インフレのもとで概ね順調な成長
  →が、新興国(中国・インド)の経済成長→原油・食糧の需要急増
     →加えてサブプライム危機を機に、金融市場から商品市場に投機資金が流入
         ⇒資源価格高騰   ※新興国でのインフレ…中国7.1%、インド12%