08/07/15 歴史を歩く 封印された真相(韓国・台湾)
●韓国:「済州島4・3事件」
→1948年4月3日…祖国分断をもたらす南朝鮮だけの単独選挙に反対して左翼勢力が蜂起
→軍・警察や右翼による鎮圧で、54年までに島民の9分の1(2万5千〜3万人)が
ほぼ無差別に虐殺されたとされる
…「共産勢力の暴動」として韓国の軍事政権下でタブー視
→が、韓国の民主化運動の高まりとともに89年5月に民間で4・3研究所が創設される
⇒金大中政権で政府による真相究明が始まり、03年、盧武鉉前大統領が公式に謝罪
●台湾:「2・28事件」
→1947年2月28日…闇たばこ取り締まりに伴う発砲事件をきっかけに起きた武力弾圧事件
→政権への不満を暴発させた台湾人に対して、
中国本土にあった蒋介石政権が鎮圧のための援軍を送り、無差別発砲で封じ込め
…死者は推定1万8千〜2万8千人(実態は今も不明)
⇒88年に李登輝政権が登場し真相究明が始まり、95年、当局主導の記念基金会を設立
⇒大戦後のほぼ同時期に軍事政権が支配を確立するために自民族を大量に殺した点、
その後の軍事政権下で長くタブー視されてきた点も類似
●両団体の交流を支えてきた団体:5・18紀念財団
・韓国・光州事件の真相解明を進める非営利団体
→80年5月17日…全斗煥氏らを中心とする新軍部勢力が戒厳令を全国に拡大し、
18日に金大中氏らの支持基盤である光州でデモを弾圧
→見かねた市民が蜂起し、200人以上が死亡・行方不明に
⇒韓国、台湾と共に民主化と歴史探究に熱心だった政権が、
韓国では08年2月、保守党の李明博政権、台湾では08年5月、国民党の馬英九政権に代わる