08/7/15 和平へ3者皮算用


○13日にパリで開かれた地中海サミットで
 シリアとイスラエル両国の異例な同席が実現




●シリアとイスラエル

 ▽67年 …第3次中東戦争イスラエル、シリア領ゴラン高原を占領
 ▽90年代…米政府の仲介で間接協議
        ⇒00年…ゴラン高原の返還の範囲をめぐって決裂
          ※次のブッシュ政権下ではテロ支援国家指定したシリアとの交渉そのものに反対
 ▽07年2月…イスラエル(オルメルト首相)、トルコに仲介を要請
     5月…新たな間接協議が本格化
     9月…イスラエルがシリアの核疑惑施設を空爆
          ⇒緊張が高まる



 ◇シリア(アサド大統領):
   ・米国に核開発疑惑も指摘され、国際的孤立が深まる
     →経済に打撃、主な輸出品・石油生産は6年連続で前年割れ
       ⇒孤立から脱して経済を立て直したい


 イスラエル(オルメルト首相):
   ・核兵器開発疑惑のあるイランへの懸念⇒空爆も辞さない構え
     →イランが支援するレバノン南部のイスラムシーア派武装組織ヒズボラや、
      パレスチナ自治区ガザのイスラム教過激派ハマスによる報復の可能性を減らすため、
      両組織に影響力のあるシリアとの関係が重要に


 ◇フランス(サルコジ大統領):
   →中東・北アフリカへの政治的、経済的影響力の拡大を狙い、「地中海連合」を構想
     ⇒シリア・イスラエル問題に対しても和平仲介に一定の存在感を示していくことに